大石嗣男 (2009年8月31日逝去、享年87歳)
大石 嗣男(おおいしつぐお) 1922年(大正11年)生まれ、東京都目黒区
▲米国カリフォルニア州アラメダ市で生まれ、日米2重国籍、戦後米国籍を失う。
▲1943年12月青山学院大学在学中学徒出陣。乙種幹部候補生。12月1日広島で入隊、7日宇品港発。フイリピン・セブ島・リロアン暁第6142部隊(船舶工兵第1野戦補充隊)に配属。
▲1944年12月本隊はカモテス海ポロ島に進出したが、翌年年1月に玉砕。
▲セブ島に残留しセブ防衛軍が編成されたが、3月26日米軍上陸。8月中旬まで米軍と交戦。食料、弾薬の補給なくセブ島北部へ転進。途中6月中旬頃米軍と遭遇時狙撃され1発は胸部貫通、1発は今も体内に残っている。
▲部隊総数2694名、戦没者数1885名。8月下旬セブ島イリアンデ投降、米軍の捕虜となる。タリサイ収容所では通訳、1年3ヶ月の捕虜生活の後46年11月帰国。陸軍軍曹。
▲ひとこと
帰国後に神学大を卒業して、長年基督教牧師。 実体験より戦争絶対反対。
【会から一言】
不戦兵士の会を立ち上げたメンバーである大石嗣郎さんのことをご理解いただくために、会報に掲載した記事をここに収録しましたので、よろしければご覧ください。