福ちゃん和ちゃんファミリーの掲示板やゲストブックに皆さんからお寄せいただいたさぼてんの質問に対する回答を用意しました。ご参考にして下さい。
Q01:サボテンを初めて育てているのですが、サボテンはいつ頃
植替えれば良いのですか?
A:厳密に言うと夏成長するタイプは春に植替え、冬に成長するタイプは秋に植替え
となりますが、一般的には根の成長時期を考慮するとやはり3月上旬から
お彼岸にかけてが適期ですが、サボテンは植替え時期を間違えて枯れるよう
なことはめったにありませんから、冬の寒い時期を避ければいつでも可能です。
Q02:サボテンは太陽を好むと聞きますが家の中でも育ちますか?
A:もちろん家の中でも育ちますが、サボテンは日光がとても好きなので、家の中
でも日光が良く当たる窓辺に置いて下さい。それから、あまりエアコンの風
や暖房の風が当たらないように気をつけて、できるだけ自然な環境にして
下さい。水やりも忘れないようにして下さいね。(詳しくは「さぼてんの育て方」の
ページを見て下さい)
Q03:水やりの時、根元にやるようにしてますが、暑い時など水は
頭からかけても大丈夫ですか?
A:サボテンについたほこりや害虫防止の意味からも水は頭からかけた方が良い
です。用土が乾いたら頭からたっぷりとかけて下さい。(水やりの頻度は「さぼて
んの育て方」を参考にして下さい。)ただし、白色の細い毛が密集しているよう
なサボテン(玉翁や月宮殿などのマミラニア属)は頭からかけるとかえって見苦しく
なりますので、このようなサボテンは根元に水やりして下さい。
A:サボテンは水をあげなくて良いと勘違いしている方もいますが、サボテンも植物な
ので水やりは欠かせません。サボテンの種類によっても異なりますが冬でも水を
与えます。但しガンガン照りの乾燥地帯に自生しているので、日本の冬は苦手で
す。水やりも控えめにしやり過ぎに注意して下さい。目安として3週間に1度
たっぷりと与えて下さい。3月になったら1週間に1度にします。
Q04:サボテンは冬の間寒いので水をあげなくてもいいのでしょうか?
Q05:小さな温室の中にサボテンを入れて大切に育てているのですが、最近
サボテンがだんだんと傾いてきたのですがどうしてでしょうか?
A:サボテンは太陽が大好きなので、日のさす方向へ伸びよう伸びようとする性質
があります。従ってサボテンをずっと同じ方向に置いておくと日のさす方向へ
どんどん傾いてきます。そこで、1ヶ月に1度サボテンの方向を変えてやり
ます。どの方向にも満遍なく日が当たるようにするとサボテンは傾かなくなりま
す。早速試してみて下さい。
Q06:サボテンの下の方が急に茶色くなったのですが?
A:たぶん根ぐされが考えられます。サボテンは水はけの良い用土で乾燥気味に
育てるのが基本です。水のやり過ぎや、じめじめした用土や水が溜ってしまう
鉢は避けて下さい。
(対処方法)
1度鉢から抜き出し黒く腐ってしまった根を残さず思い切って切り詰めて健康
な根だけを残して下さい。その状態で1週間程乾燥してから今度は水はけの
良い用土で植え替え直して下さい。植替えが終わってから1週間経ったら
たっぷりと水やりして下さい。(サボテンコーナーのさぼてんの育て方を参考
にしてみて下さい。)
Q07: サボテンの肥料はどのようなものが良いですか?
A:サボテンは元来乾燥したカサカサした土地に自生していますので肥料分は
殆ど必要ありません。肥料としてはサボテン用の専用肥料が売っています
のでその肥料を使うのが一番無難です。使う量は年に1度植替え時に元肥と
して混ぜる程度で良いでしょう。くれぐれも肥料の与え過ぎには注意して下さい。
サボテンが肥料負けして枯れます。(詳しくはさぼてんの育て方を参考にして
下さい。)
Q08: 去年花が咲いていたサボテンを買ってきたのですが、今年は
サボテンの花が咲きません。?
A:まずは日照不足が考えられます。サボテンは太陽が大好きですから必ず
1日3時間以上日が当たる場所に置いて下さい。次に考えられるのが水
不足です。サボテンは水がいらないと思っている人もいますが、サボテンも
植物ですから水は必要です。適量の水を与えて下さい(サボテンの育て方を
参考にして下さい)たぶん、この2点を改善すれば花が咲くと思います。それでも
改善がみられない場合はサボテンの育て方を参考にして植替えを行って下さい。
(根が弱っている可能性があります。)
Q09: きんしゃちサボテンが急に茶色になり、片側が白く蜘蛛の巣が張った
ようになってます。トゲも引っ張ると取れるし、ぐじゅぐじゅとして、今にも
枯れそうです。大切にしていたのに、急に…どうしたらイイのですか?
・・・きこさんより
A:きこさん。残念ながら根腐れを起こしています。サボテン全体がぐじゅぐじゅして
トゲも取れてしまう様子から既に腐ってしまっていると思われます。もしかして
大切にし過ぎて水をやりすぎていませんか?あるいは液体肥料等を与えていま
せんか?サボテンは乾燥した地帯に自生しているので水の与え過ぎはダメです。
肥料も植え替える際にサボテン用の肥料を用土に元肥として混ぜるだけで、あと
は与えてはいけません。そのいずれも根腐れの原因になります。念のために
鉢から出し用土を落として根を見て下さい。根が腐ってなくなっていたり黒くなって
いたらやはり根腐れを起しています。少しでも白くみずみずしい根が残っていたら
黒くなった根を除去しきれいな根だけ残して植え替えてみて下さい。確立は
極めて少ないですが助かるかもしれません。
Q10: ほっといたら、小さな小さなサボテンが6個くらいでてきたんです。...
これはほっておいたら6個とも自然に大きくなるのでしょうか?
・・・みずきさんより
A:サボテンは上手に育てると子供がたくさん増えて楽しいものです。みずきさんも
子供が6個も増えたことから上手に育てていると思います。サボテンの子供は
そのまま親につけておけば自然に大きくなりますので安心して下さい。
その後ですがサボテンには2つのタイプがあって、子供に根が生えてきて
少し押すと子供が直ぐに親から外れるタイプとしっかりと親に付いて離れない
タイプがあります。親から外れるタイプであれば、ある程度大きくなったら
親から外して植えて下さい。親にしっかり付いているタイプは、次の植替え
の時に親子のまま一回り大きな鉢に植えて下さい。
Q11: 花の咲いているサボテンを買ってきて楽しみました。花が終わった後の
花がらは、そのままにしておいていいですか
A:サボテンには自分で実を結び種ができるタイプと、他のサボテンと交配しないと
実を結ばないタイプがあります。実を結び種ができるとサボテン自体が弱り
ますので実生する場合以外は実を結ばないようにします。そのためには花が
終わり花がらが茶色く乾いた状態になったらピンセットで元から取ります。
(実を結んでいない場合は簡単に取れます)
Q12: 柱サボテン「白雲閣」に似た大雲閣という種類で、毎日ベランダに出
して日光に当てているのですが、中身がなく薄っぺらくなってきてし
まったのですが原因は何だと思いますか?対処法を教えてください。
冬はほとんどみずやりせず、最近は10日に1回位やってます。
・・・・・さびてんさんより
A:まずは確認ですがお持ちのサボテンは間違いなく「白雲閣」系の柱サボテンで
しょうか。白雲閣系の柱サボテンは円柱型で白い毛に覆われていて「毛柱サボ
テン」とも言われます。質問のように平べったく育つのは「ウチワサボテン」系です
がもう一度度確認下さい・・・。間違いなく白雲閣系の柱サボテンとしてお答えしま
す。症状から原因は日照不足・水不足・栄養不足の三重苦と思われます。
柱サボテンは普通の植物が砂漠植物的に最も進化した姿です。従って育て方は
球サボテンと普通の植物をミックスした育て方をします。@日照は砂漠を想定
して1年中日当たりの良い場所に置きます。A水やりは用土の表面が乾い
たら鉢底から流れ出る位たっぷりと与えます。B柱サボテンの生育スピードは
球サボテンとは比較にならない程速いので生育期(頂部が活気ずく4月〜10月
)には10日に1度2000倍の液肥を施肥します。C成長が早いので毎年植替
えを行います。植替え時には必ず元肥を施します。以上@〜Cを必ず実施
して下さい。きっと毛柱サボテンの美しい姿を取り戻すと思います。
Q13: 品種を確認したとことろ「トウダイグサ科 ユーホルビア属 原産地
熱帯南西アフリカ。特徴:柱サボテンに類似した多肉植物で彩雲閣(さい
うんかく)を改良で大型化した種類。」となっておりました。多肉?の部分
が肉薄になってきてしまったのです。この品種でしたら、アドバイスいただ
いたように原因の3重苦を克服すればよいのでしょうか?
A:品種を確認していただいて感激です。トウダイグサ科ユーホルビア属
樹木型には彩雲閣の他に大正キリンや姫キリンが有名です。下の写真が
彩雲閣です。
柱サボテンと多肉植物ユーホルビア属とは育て方が違いユーホルビアはそう気難しくはないので割と育てやすいはずです。ポイントは@春〜晩秋は戸外の日当たりの良い場所に置きます。冬は室内の日当たりの良い暖かい場所に置きます。A水やりは春〜秋の生育期は前日の回答Aと同様ですが、冬は水やりの回数を減らし12月〜1月は断水します。B春〜秋の生育期に1000倍の液肥を毎月1回与えます。C植替えは昨日の回答と同様毎年植替えた方が無難です。こんなところですが、昨日と本日の質問内容から判断すると、春〜秋の生育期には思い切ってガンガン日に当て、水をたっぷりと与え(目安として1週間に1回程度)、確実に施肥し株を充実させる。そのかわり冬は室内に入れ水を控えめにし肥料もきるようにし、1年の間にメリハリをつけた育て方をすると良いと思います。
Q14: 種から育てるサボテンを現在やっていますが透明な5mmくらいの虫が
わいてサボテンを食べてしまうのですがこの虫は何でしょうか?また、
対策がありましたら教えていただきたいのですが。
・・・・・・武藤さんより
A:実生で育てるサボテンは交配種によっていろいろな個体が生まれるので楽しみ
です。私も実生でヘキルリ鸞鳳と四角鸞鳳を交配した子供を育てています。
そんな楽しみな子供サボテンを食べてしまう害虫は許せません。ただ残念なが
らお便りからは何の害虫か判断がつきませんが、いずれにしろ子供サボ
テンを緊急に助けてあげて下さい。方法は、子供サボテンを1つ1つこまめ
にピンセットで潰さない様に抜き取り新聞紙の上に並べます。(虫がわいて
しまった土はそのままビニールに入れてふたをしっかり閉めて捨てて下さい。)
新聞紙の上でまる1日日陰干しします。(この間もよく観察して虫が動いている
ようでしたら退治して下さい)1日経過したら、よく洗った川砂単用に子供サボ
テンを植え直して下さい。植え直して10日経過したら念のために殺虫剤を
散布します。(殺虫剤は石灰硫黄合剤がよいと思います)大変な作業ですが
可愛い子供サボテンを助けるために頑張って下さい。
Q15: ほうっておいたら上を向いてしまってるんですけど・・・
なんかの病気ですか???
教えてください!・・・・・・・初心者さんより
A:初心者さん
すいません。サボテンがどのような状態なのか想像がつかないので、
TOPページのメールで写真を送っていただけるとありがたいですが、
サボテン本体の色が悪かったり、触るとトゲが抜けてしまったりしたら
病気が考えられますが、ただトゲが上を向いていても、サボテン本体が
元気ならば特に心配ないと思います。またサボテンによってはカギトゲ
といってだんだんとトゲが上を向いてカールしてくる竜王丸のような
種類もあります。
Q16: 色は悪くないと思います…普通の緑色です。とげは触っても抜けま
せんでした!!でもとげの隙間?から透明な膜みたいのがはっていたん
ですが…触ると硬くて引っ張るとのびるんです…これ何かわかります
か???;;心配です…;;・・・・・初心者さんより
A:初心者さん
サボテンは大丈夫のようです。が、透明な膜が気になりますね。害虫や
病気だと困るので薬剤散布して下さい。薬剤は石灰硫黄合剤を使って
下さい。(石灰硫黄合剤はちょっと匂いがきついですが害虫駆除と消毒にも
なりますからちょっとした病気にも効きます)それから日照不足になっていま
せんか。サボテンは太陽が大好きですから1日中日の当たる窓辺に置いて
下さい。(最低1日3時間は日が当たる場所に置いて下さい)水やりは
大丈夫ですか。春秋は1週間に1回、夏は2週間に1回、冬は3週間に1回
たっぷりと水を与えて下さい。きっともっと元気に育つと思います。
Q17: 購入してから5〜6年になるのですが植え替などしていないので
全く成長していません。 本体は茶色く変色しているのですが、
小さい丸に緑色が残っています。 1週間に1度水をあげ始めた
のですが、緑だった小さな丸まで茶色く変色してきました。
このまま水を与えるだけでいいのでしょうか?4ヶ月も水無し状態
で生きていたので何とかしたいと思っています・・sky blueさんより
A:sky blueさん
長い間水を与えなかったサボテンに急に水をたっぷり与えたのでサボテンも
消化不良になって弱っています。また、4〜5年植え替えていないので
根詰まり状態のダブルパンチになっています。対策としては水を与える
のを一時止めて、まずは植え替えを行って下さい(土はサボテン用土を
使用)。植え替えが終ったらたっぷりと水を与えます。次にこれから寒くなり
ますので部屋の暖かい窓辺に置いてあげます。この先20日間は水を
与えないで下さい。20日が過ぎ用土の表面が乾きサボテンの緑の部分も
元気でしたら水をたっぷり与えて下さい。その先来春までは20日に1度の
水やりを続けます。来年の3月になったら1週間に1度の水やりにします。
来春はいいですがサボテンは毎年春に植え替えてあげます。では可愛い
サボテンのために頑張って下さい。
Q18: 今、室内で育てているサボテンの頭に花の芽?のような突起ができました。
(4月はじめから)たぶん花が咲くのだろうとワクワクして待っているのですが、
一向に咲く気配がありません。ちょっとずつ成長はしているみたいです。
これは、花の芽なのでしょうか?だとしたら、花を咲かせたいと思っています。
どうしたらいいでしょうか?アドバイスください。よろしくおねがいします。
・・・・・・・エマさんより
A:エマさん
サボテンの写真があれば花のつぼみかどうかはっきりするのですが、花のつぼみだと
信じてお答えします。サボテンはガンガンの太陽の下で元気に自生している植物なので
日光が大好きです。日当たりが良い条件で美しい花を咲かせます。エマさんは室内で
育てているということで、たぶん日照不足だと思います。窓辺の日当たりの良い場所に
置くか、この時期だったら戸外でも大丈夫なので雨の当たらない軒下に置くかして、
1日3時間以上日が当たる場所に置いて下さい。きっと美しい花が咲くと思います。
では頑張って下さい。 何かありましたら、またお寄り下さい。
Q19: 質問1−先日購入したさぼてんを他のさぼてんと寄せ植えにしたいと
思うのですが、性質が似たもの同士なら可能でしょうか?
質問2−家の中に置いているので本当はハイドロカルチャーにしたいのですが
土入りの鉢で育ったものを途中からハイドロ仕様には出来ないでしょうか?
・・・・・・・・さぼ男さんより
A: さぼ男さん
質問1にお答えします。さぼ男さんの言うとおりです。さぼてんは似た性質のさぼてんで
あれば、寄せ植えは問題なく元気に育ちますので安心して下さい。
注意したいことは夏に育つ性質(エキノプシス属など)と、冬に育つ性質
(マミラリア属)を一緒にしないことです。育ちに支障が出る可能性があります。
質問2にお答えします。さぼてんは元来ガンガン照りの強烈な日照りの中で
自生しています。用土も砂漠化した乾燥ぎみの環境で育ちます。従って残念ながら
さぼてんはハイドロカルチャーには不向きです。根が常に水に浸かっている状態
だと根腐れを起しますので、おすすめ出来ません。可愛いさぼてんの為に
あきらめて下さい。よろしくお願いします。
Q20: うちの玉翁が今年はじめごろから色が茶色くなってきて先日根を見ると、
ぼろぼろになっていました。色は白いのですが干からびた糸くずのようでした。
これは根腐れでしょうか?彼とはもう10年の付き合いで、3年前までは
毎年花を咲かせていたのですが、最近は花も咲きません。HPを読ませて
いただき、鉢が大きすぎる、土を3、4年替えていない、などが悪いのかと
思ったりしています。アドバイスを何卒、よろしくお願いいたします。
・・・テンイチさんより
A: テンイチ様
通常根腐れを起すと根が黒くなってポロポロ抜けてしまうので根腐れではないと
思いますが、根が白く糸くずのようになってしまっている事とサボテンの色が茶色くなって
きた事から残念ながら枯れかかっています。玉翁は秋から冬を越して翌年の春にかけて
成長します。夏は殆ど休眠状態です。従って夏は水やりを控えめにして9月上旬に植替え、
秋から翌春に水やりをきちんとするとゴキゲンに育ちます(参考まで)。・・・助かるかどうか
難しいところですが、思い切って根を全て切り落として下さい。そしたら川砂100%の
用土に置いて暫く半日陰で管理してみて下さい。(時々霧吹きで水分を補給して下さい)。
運がよければ秋に新しい根が出てきます。よかったら試してみて下さい。
それでは頑張って下さい。また何かありましたらお寄り下さい。