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■鶴見線■
京浜東北線鶴見駅から京浜工業地帯へと伸びる鶴見線…。
ここでは、クモハ12型が現役だった頃の様子を追いかけました。



●鶴見線の路線図(鶴見)
クモハ12型はラッシュ時は大川〜武蔵白石の区間列車、その他の時間帯
には、鶴見〜海芝浦と鶴見〜大川を交互に走っていました。



●103系(浜川崎)
武蔵白石駅の大川行きが発着していたホームが撤去されるまでは、レールの
カーブが急で、大川方面へ20M級車両の103系が入線することは不可能
となっており、鶴見〜扇町と鶴見〜海芝浦の運用を担当していました。
しかし現在では、大川方面のホームが撤去されたことでカーブが緩和され
103系の大川方面への運用が可能となりました。



▲鶴見・海芝浦▼



●クモハ12
東日本地域のJR線で、唯一定期営業運用に就いていた旧型国電車両。
これほど長く活躍した要因としては、武蔵白石駅大川方面ホームの厳しい
カーブのために20メートル級車両が入線できなかったことが挙げられます。
しかしカーブが緩和されたことにより同車は役割を終え、引退しました。



●クモハ12/反対側(浅野)
クモハ12は片側運転台だったものを単行車両に改造した経緯があり、
貫通路側に増設された運転台は、当初から設けられていた運転台が全室
運転台だったのに対し片隅式運転台で、客室とはポールで仕切られてい
ました。(客室の様子は下の写真で…)



●クモハ12型の車内(大川)
特徴的な、ひとり掛けとふたり掛けの座席。そして増設された側の運転台。
客室灯は暖かみのある白熱灯でした。もちろんクーラーはありません。