日本トレジャーハンティング・クラブのページ

37年の歴史をもつ宝探し同好者の連絡組織

「日本トレジャーハンティング・クラブ」(略称JTC)を設立したのは、1978(昭和53)年10月のこと。九州の天草や群馬県で発掘をやっていた私(八重野充弘)の仲間と、千葉県や香川県小豆島などで、伝説に関連する物証調べをやっていたY氏のグループとが結びつき、それに、私が個人的に連絡を取りあっていた全国の研究家、探索者を加え、日本の埋蔵金研究の第一人者だった畠山清行氏を顧問に据えて、24名のメンバーでスタートしました。
 クラブといっても、全員でいっしょに何か1つのことをやるというのではなく、あくまで、情報交換あるいは協力依頼のための連絡組織という形をとりました。したがって、堅苦しい会則もなく、もちろん会費を集めることもなく、会合や会報なども一切ないという、およそ組織らしくない組織でした。しかし、実際には、核となった2つのグループに他の数名が加わり、協力しあって千葉県市原市で発掘を行ったこともありますし、浜松の人と札幌の人が結びついて富山へ調査に行ったりしたこともあります。ただ、それも最初の数年間のことで、代表者の私のお世話が行き届かなかったこともあり、連絡さえ取れなくなった方もいます。また、かなりの人がすでにこの世界から足を洗ってしまいました。ところが、15年ほど前から比較的若い人の入会希望が寄せられるようになりました。


2001年5月、新世紀のJTCが再出発しました

 そこで、2000年4月、このHPの開設を期に、「日本トレジャーハンティング・クラブ」を再組織、再出発させることにしました。以前からのメンバーで、設立の趣旨にのっとり、現在もトレジャーハンティングに関心を寄せる人を中心にして、新たなメンバーを募集したところ、インターネットを通じての申込みもあり、約20名で再出発しました。
 それから10年以上がたち、2013年1月現在、会員数は2014年1月現在90名を超えています。さまざまな分野のスペシャリストが揃い、心強い限りです。今後は、東京でミーティングを開いたり、会報を発行したり、できればターゲットを絞り、みんなの力を合わせて本格的なトレジャーハンティングに取り組んでみたいと思っています。
 なお、メンバーはこれからも募集を続けます。年齢制限や入会資格というのは別にありませんが、原則として「宝探しに関心があり、これまで何らかの体験がある」方。また、次のような考えをおもちの方でないと入会することはできません。
◆宝探しをあくまで健全なレジャーとして楽しもうという人。
◆宝探しを金もうけの手段と考えない人。


 入会ご希望の方は、次の事項をご記入のうえ、E−mailで申し込んでください。入会が承認され方には会員証をお送りします。
◆氏名 ◆性別 ◆生年月日 ◆(〒)住所 ◆電話番号・FAX番号 ◆E−mailアドレス ◆職業(学生の方は学校名と学年) ◆これまでの宝探しの体験、あるいは関心のある埋蔵金伝説 ◆入会を希望する理由 ◆特技(語学、コンピュータ、ダイビングなど) ※その他

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“THE WORLD'S GREATEST TREASURE HUNTER”Mel Fisher
 世界一のトレジャーハンター、メル・フィッシャー氏を訪ねて

Photo by Takuya Yaeno

 1994年3月、私は長年の念願を果たすべく、アメリカ・フロリダ州のキー・ウェストを訪れました。目的は、世界最高の実績をもつトレジャーハンターである、メル・フィッシャー氏との会見。1985年から86年にかけて、彼が探り当てた莫大なスペインの財宝の魅力もさることながら、メルという人がいったいどんな人物なのか、どういう気持ちでトレジャーハンティングに取り組んでいるのか、直接会って確かめてみたかったからです。
 遠来の珍客を、彼は快く迎えてくれました。この世界では“神様”といわれる人ですから、いささか緊張していたのですが、彼の笑顔と、親しげに差し出してくれた大きな手に触れたとたん、緊張は一気にほぐれました。
「私も20年間、日本で埋蔵金探しをしていますが、まだ実績を上げられずにいます」
 自己紹介のつもりでそういうと、
「ぼくだって『アトチャ号』の宝蔵を探り当てるのに16年かかったんだからね。きみもそのうち発見できると思うよ。がんばりなさい」
 と、励ましてくれました。そして、
「トレジャーハンティングほどエキサイティングなことはないよ」
 そういってにっこりとほほえみました。
 その目の輝きは、私がこれまでつきあってきた何人かの日本の老トレジャーハンターに共通するものでした。アメリカ人で、しかも沈没船の宝探しの本場、フロリダをベースにしている人だから、これを事業と考えてやっているのかと思っていたのですが、全然ちがいました。彼にとっても、沈没船の財宝はロマンの対象なのです。日本の人たちとちがう点は、やり方が実に緻密で、科学的かつ合理的だということ。これで成果が上がらなかったら不思議です。
 会見の最後に、写真の撮影をお願いすると、メルは金庫から長さ2メートルはある黄金の鎖を取り出してきて、自分と私の首に回し、カメラに向かってくれました。そして、パンフレットにこうサインしてくれました。
“Today's the day Mitsuhiro, Mel”
 これはメルがモットーとしている言葉で、日本語に直訳すれば、「今日がその日だ」ということになるでしょうが、「今日こそ(財宝を)見つけてやるぞ!」という、強い意志がこめられています。アメリカと日本では事情はずいぶんちがいますが、やはりトレジャーハンティングに取り組む以上は、そういう強い願いをもたなければ損だと、改めて思いました。
 あとでわかったのですが、実はこのとき、メルの体はガンに冒されていたのです。そして、1998年のクリスマスの直前、彼は76歳でこの世を去りました。ここにご紹介する会見のときの記念写真とサインは、私の大切な宝物となりました。

 フロリダ州キー・ウェストに、メル・フィッシャー氏が引き揚げたスペインの沈没船の財宝の数々を展示する博物館があります。
▲博物館入口 ▲博物館内にあるショップ
 文豪ヘミングウェーが住んでいた家から近いということもあり、今では観光名所。
 また、博物館を出たところにあるショップでは、トレジャーハンティング関係の資料とともに、引き揚げ品の金貨や銀貨などが販売されています。ホンモノはちょっとお高いですが、手軽に買えるレプリカもちゃんと用意してあります。なお、商品はインターネットの通信販売でも購入することができます。詳しくは以下のURLへ。

●Mel Fisher's treasure site http://www.melfisher.com


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