■6月上旬、いよいよ本発掘を開始

6月6日、10名の参加を得て本格的な発掘に着手した。平成4年から17年間に崩れ落ち堆積した土砂の量は、想像するしかなかったが、厚みは約2m、斜面の5mほど前方から下へ向かって掘り下げていこうということになった。

写真/盛池雄峰
早くもすき間らしいものが現れたが、はっきりと確認できるほどではなかった。
手前の窪地が削り出した土砂でどんどん埋まっていく。  写真/杉山榮一


■崩落防止のための木枠づくりを始める

掘り進めていくにしたがって、前方だけではなく、左右の土砂が崩れ落ちてくる心配が出てきた。そこで、土圧に耐えられる直径20p以上の木を切り出し、枠を組んでいくことにした。柱は最初は2本。間隔は約1mにしたが、だんだん間隔を狭くしながら、最終的には柱を8本立てることになった。まるで丸太小屋のような構造物が出現していく。
(写真下)谷口博幸君ら新潟青年協力隊の3人も参加し、若い人の力で作業はおおいにはかどった。
付近にはトチ、クルミ、ブナなどの高木が茂っている。曲がりの少ないものを選び、なるべく離れた場所から切り出した。柱と横木には切り込みを入れて組み合わせ、かすがいを打って固定する。
写真/盛池雄峰


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