呼称・米軍基地跡
場所・都内某所
某国営公園で写真を撮ろうと彷徨ううちにボクはアメリカに迷い込んでしまったようだ。
遠くに子供達がはしゃぐ声が聞こえる。
碁盤の目のような通り沿いに建物が点在していた。
何もない部屋 倉庫だろうか。
住宅も数箇所残っていた。
外階段の日本のアパートとは違い内側に階段が。
ここが敷地内で残っている最大の建造物。
外壁のほとんどが剥がれ 骨組みだけになってしまっている。
唯一残された洗濯工場の名残。
素通しの窓には冬のそら。
足尾銅山の本山精錬所を思わせる光景だ。
この辺りは崩壊が凄い、地面も煤っぽいから火事にでもあったのだろうか。
日本の空にアメリカの飛行機はいらない。
草木が邪魔をしてどこに建物があるのかもわからない。
3つ並んだ煙突 その横には特に施設などは見当たらなかった。
さらに敷地内を歩くと 背の高い建物をみつけた。
草木を掻き分け建物に近づいた。
室内には大きなポンプのような設備が。
狭い階段が2階へと続いていた。
階段からは設備が良く見渡せた。
2階に上がったが何もなかった 何のためのスペースだったのだろう。
同じような施設が3棟並んでいた。
重厚な感じの施設を発見 コンクリートの色がいいかんじ。
廃墟の扉を開けるときは、期待半分 不安も半分。
薄暗い部屋 目が慣れるまでは殆ど何も見えなかった。
この部屋は昼間の月が見えた。
誰もいないこの場所で ボクはしばらくひとりだけの時間を満喫した。
時間の止まったこの場所。
国内にはまだたくさんの米軍基地が点在している。
日本はまだ戦後だ。