呼称・足尾銅山・本山精錬所 硫酸工場 沈殿湖
場所・栃木県
自分が廃墟のHPを見るようになって、強く印象に残った物の一つがこの足尾銅山だった。
最近では修学旅行なども立ち寄るそうだが、自分の中では教科書の中の話だった。
足尾銅山てまだ残ってたんだな・・・・。

朽ち果てた精錬所をこの目で見たい!
これは幾度となく足を運んだ足尾銅山の記録である。 
足尾の山に朝が訪れた。この道の向こうに本山精錬所 硫酸工場が待っている。
最後のコーナーを過ぎるとそこには地上からは見渡せなかった工場施設が。
この施設は銅の製錬で発生する亜硫酸ガスを利用し,硫酸製造を行う施設だそうだ。
1956年にこの施設が稼動するまでは、1日に約100トンもの濃硫酸が精錬所付近に撒き散らされていた。
足尾銅山と言うと「田中正造」、「鉱毒事件」が良く知られているが、煙害の被害はその以前から発生していた。
硫酸工場稼動後も大煙突から排出された鉱煙が「松木村」を直撃し 農作物が育たなくなったその村は消滅した。
骨だけになった工場。自ら吐き出した毒によって侵食されたのか。
今でもこの場所は鼻を突く刺激臭が漂っている。
霧が消えてしまう前に本山精錬所を目指そう。
硫酸工場から精錬所を望む。
雲海の中に薄っすらと精錬所の屋根が見える 幻想的だ。
斜面を夢中で駆け下りた。霧は数秒ごとに濃さを変え違った風景を生み出していた。
似たような写真が続き申し訳ないが、本当に感動した。
斜面に沿った階段を駆け下り地上に着いた。
スレート屋根の隙間に精錬所の大きな設備が見えた。
太陽が昇り、霧も晴れてきたみたいだ 外からの視線が気になる。