ツアーの表題に「ドロミテ」という名前を目にしたとき、若い時に「ドロマイト鉱物」を多少いじくったことがあるため懐かしさを感じた。ドロミテアルプスはイタリア北部のオーストリアに接する、独特の地質の、特異な山容の山塊群である。「ドロミテ」の由来はこの岩石をフランス人の地質学者グラテ・ド・ドロミュー(Grate de
Dolomieu )が地質構造を18世紀末に、はじめて研究したところから「ドロミテ」の名前が由来している。したがってその地質は「ドロマイト(dolomite)」と呼ばれ、成分的には炭酸石灰と炭酸マグネシュウムから形成されている。普通の旅行案内書ではドロミテの成分は石灰質の岩石から形成されていると記されているが、実際には炭酸石灰と、炭酸マグネシュウムがほぼ半量ずつで形成されているところに大きな特徴がある。
炭酸マグネシュウムに言及している旅行案内の資料は殆どないが、ミシュランの旅行業者用のマニュアルにはマグネシュウムについて述べていると、添乗員の堀さんは言っていた。
このツアーにはこのほかインスブルック、ザルツブルグ、ウィーンを訪れることになっていたが、8年ばかり前にこの3都市は鉄道の旅をした経験があったが、今回は「ウィーンでオペラを鑑賞する」というテーマに家族が惹かれたために、参加したというわけである。
好天に恵まれお蔭様で素晴らしい旅になった。
日経カルチャーのツアーに参加した。三カ国語に堪能な添乗員の堀さんを含めて総勢19人ののツアーであったが、メンバーのお一人が「私は今までの外国旅行で一回も雨に降られたことがない。もし雨が降ったらよっぽど悪い人がいるに違いない」と豪語されたが、山岳地帯に行ったに拘わらずお蔭様で雨に降られることはなかった。
以下、旅行行程に沿って進める。
以下の画像はすべてディジタルビデオで撮影したものである。ディジタルビデオを使用した理由は、携帯する場合充電が容易である。またズームが効き、教会内などの割合暗いところでも思ったよりもはっきりと撮影できるからである。なお、自宅のテレビの関係でワイド画面で撮影した。
6月22日(火) 成田⇒ヴェニス
LH711便 10:20 成田発 シベリア経由
15:00 フランクフルト着
17:25 フランクフルト発
19:00 ヴェニス着
プライベートボートでホテル着
ホテル Carlton Executive
荷物を開けた後7時45分頃サンマルコ広場にいってみようと、旅行案内書を
2冊持って出掛けた。
ホテルが駅の近くだったのでサンマルコ広場はかなり離れており、迷路のような細くなったり、太く
なったりの道をリアルト橋を目標に進んだが、かなり到着するのに迷った。広場についた時には薄
暗くなっていた。広場ではカフェの前でライブ演奏が数カ所で行われていた。返 りは水上バスで返
ろうかと考えたが、後学のため歩こうともと来た道を戻ったが道を尋ねる人も少なく心細い思いをし
た。詳細な地図を持っていくべきであった。10時過ぎにホテル着。レストランも閉まっていたので駅
の近くまで出て夕食にありつく。
6月23日(水) ヴェニス観光⇒コルティナダンペツォ
8:05 プライベートボートでサンマルコ広場まで。
日本語の流暢なMr.マルコの案内でドゥカレ宮殿、サンマルコ寺院、ヴェッキアムラノ(ガラス工房)
| 昼食 | Terazza Goldoniにて |
| イカスミのスパゲッティ フリットゥーラ (烏賊、蝦のフライ) サラダ・ジェラート |
| ドロミテ山塊が見え始める | コルチナダンペツォの夕暮れ |
| 夕食 | ホテル Europa SRL |
| ウェルカムドリンク(ミモザ) リガトーニボロネーゼ(ボローニャ風のパスタ) スカロピーネ(仔牛)にりんげん(トマト風味) ケーキ |
17:30 ホテル着
ホテル Europa SRL
6月24日(木) コルティナダンペツォ⇒ミズリナー湖⇒コルティナダンペツォ⇒ドロミテ山塊⇒ボルツァーノ
8:45 ガイドの青年Mr.Kevin君とバスでミズリナー湖へ(30分ほど)。45分ほどかけてミズリナー湖を徒歩で
1周する。小さな花 がが咲き乱れる。
| ミズリナー湖‐1 | ミズリナー湖−2 |
ミズリナー湖の背後の山々はトレ・チメの二峰である。この後第一次世界大戦の戦跡のあるベルベ
デーレコルポを訪れ写真タイムをとる。
コルツィナ・ダンペツォの街に戻り昼食をとる。珍しくローカル食の豊かなレストランで労働者も昼食
をとっている。かなりの量の赤ワインを飲んでいるが、赤い顔になる人はいない。
| 昼食 | レストラン Rastua |
| スピナッハ前菜(ほうれん草) トマトソースのタリアテッレ バルサミコ味のサラダ ポークにライスグラニャワ |
午後 コルティナダンペツォを後にして、いよいよボルツァーノま
での行程270Kmの、高度平均2000mのドロミテ街道を
西に進む。左右の山容の変化は息をもつくような景観である。
| ドロミテ街道-1 | ドロミテ街道-2 |
街道最高高度2239mのポルドイ峠で休憩。
セッラ峠に到着し素晴らしいパノラマを楽しむ。ドロミテアルプスのもっとも広大で、その特色を最も良
く示すパノラマの一つで、セッラ山群、サッソ・ルンゴ、マルモラーダの山並みが一望のもとに見渡せ
るそうだが、当日は残念ながら最高峰マルモラーダにはお目にかかれなかった。セッラ峠で写真タイ
ム。
ボルツァーノのホテルまで270Km走破 。所要時間4時間のバスツアー。
| 夕食 | ホテル Alpi |
| リゾット(トマト風味) 紅鱒に温野菜 サラダ ティラミス |
18:35 ボルツァーノ着
ホテル Alpi
メンバーの落合さんの誕生日につきシャンパンで祝す。
6月25日(金) ボルツァーノ⇒インスブルック⇒アーヘン湖
8:00 ホテル発 アウトバーンを使って140Km走りインスブルックに向かう(途中国境で休憩)、ヨーロ
ッパ橋(下がブレンナー峠のの旧道)を渡る
10:10 インスブルック着 Ms.まめだの案内で観光(黄金の屋根、聖ヤコブ協会、凱旋門)。既に8年前に
訪れている。
バロック様式の華麗な聖ヤコブ教会の主祭壇の「救いの聖母子」はルーカス・クラーナッハの
傑作ということであるが、かなり離れた距離からズーム撮影したためピントがボケている。
| 黄金の屋根 | 聖ヤコブ教会の祭壇 | インスブルックの凱旋門 |
| 昼食 | Sailer Hotel |
| 野菜スープ 七面鳥(チーズ生ハムのせ)に温野菜 サラダ フルーツパフェ |
午後 インスブルックからバスでJenbachまで行き、山
岳鉄道(アーヘンゼー鉄道)でアーヘン湖まで
の6.8Kmを45分かけて登る。最大勾配160パー
ミルをリッゲンバッハ方式のラックレールにた
よって登る。
機関車のボイラー部分が勾配に合わせて傾斜し
ている。機関車は後ろから押して行く。
| アーヘンゼー鉄道 | アーヘンゼー登山鉄道機関車 |
13:50 山岳鉄道SLでSeespitz 14:34着
14:55 アーヘン湖をPertisauまで船でホテルまで行く。アーヘン湖の船着場よりバスにてホテル(15:15着)
ホテル Kristall
| 夕食 | ホテル Kristall |
| 生ハムメロン 鱒に温野菜 サラダ チョコレートケーキ コーヒーor紅茶 |
| アーヘン湖 | Hotel Kristall |
アーヘン湖湖畔のホテルKristallからの宵の明星
6月26日(土) アーヘン湖⇒ザルツブルグ⇒ザルツマンカグート⇒ザンクト・ウォルフガング
8:15 バスでオーストリア・アルプスの景色を見ながらザルツブルグに向かう。
(150Km位)
11:00 ザルツブルグにて1時間フリータイム、ケーブルカーでホーエン・ザルツブルグ城に登り、市内を一
望する。
| 昼食 | ホテル K&K |
| クヌ−デルスープ(団子スープ) サンピーター(魚)にホーレン草とポテト バナナ味のケーキ |
日本人ガイドのせつ子さんの案内でザルツブルグ市内
観光。
モーツアルト広場〜墓地〜大学広場〜モーツア
ルトの生家〜ミラベル庭園
| モーツアルト広場 | モーツアルトの生家 | 生家入口の紋章 | ミラベル庭園 |
市内見学後、ザルツブルグからフルシュ湖、ザルツカンマグートをなどを通り、ザンクト・ウオルフガング
へ向かう。
ザルツマンカグートから目的地のザンクト・ウォルフガングを遠望する。
| 夕食 | Zimmer Brau |
| ビーフコンソメスープ ポーク(チーズ・トマトのせ)に温野菜 カイザーシュマーレン(クレープ) |
| 黄昏時の対岸 | 湖面に映る山々 | 翌朝の山々 |
6月27日(日) ザンクト・ウォルフガング⇒ウィーン 夜オペラ鑑賞
8:05 ザンクト・ウォルフガングのホテル発。トラウン湖を右に見ながらアウトバーンに入り310Kmのウィーンま
で、午前中移動。
途中 カイザーメランジェ(コーヒーの一種)を飲む。このコーヒーを飲むとカップを各人にくれた。
11:50 レストランGosserbrauに着。
| 昼食 | Gosserbrau |
| パンケーキスープ ウィーンナー・シュニツェルにポテト サラダ アップルフェルシュトラテル |
午後 ウィーン市内観光 ガイド渕野けい子さん
シェ-ンブルグ宮殿(グランツアー20室) 中央墓地 ヨハンシュトラウスの家
リンクシュトラセ(車内より)
| シェ-ンブルグ宮殿 | シェ-ンブルグ宮殿の庭園 | ベートーベンの墓 | ヨハン・シュトラウスの墓 |
夜はオペラ観賞組みと自由行動組みとに分かれる。
私たちはオペラ鑑賞にオペラ座(Staatsoper)に行く。7時開演であったが、食事をする時間がなく食事抜きでオ
ペラ座に行く。
終演10時。
ホテルに帰った後、既に食堂もほとんど閉鎖されていたので、持参のインスタント米飯が役立った。
オペラについては当然撮影等は不可能であるので当日のスタッフと演目とを記載する。
オペラ カルメン (ウィーンオペラ座) (6月27日)
6月28日(月) オプショナルツアーウィーンの森 オペラ鑑賞(夜)
オプショナル・ツアー ウィーンの森
リヒテンシュタイン城 隣国リヒテンシュタイン公国の当主の所有する城。リヒテンシュタイン
公はオーストリアの各地に膨大な(何分の一という)土地を所有すると
いうことである。
シューベルトの菩提樹 シューベルトが歌曲「菩提樹」をここで作曲したと言われているそうで
ある。
ハイリゲンクロイツ(修道院) ハプスブルグ家以前にオーストリアを統治していたバーベンベルグ
家のレオポルド3世によって1135年に設立された、シート派の修道
院。ロマネスク様式とゴシック様式の一体化した建物ある。13世紀に
作られたステンドグラスが現存している。
マイヤーリンク 映画「うたかたの恋」のモデルとなった、オーストリア皇太子ルドルフ
とマリー・マリーベッツェラ心中事件のおきた館。この場所に質素な修
道院が作られている。
| リヒテンシュタイン城 | 歌曲[菩提樹」の菩提樹 | ハイリゲンクロイツのペスト塔 |
| ハイリゲンクロイツのペスト塔 | ハイリゲンクロイツのステンドグラス | ハイリゲンクロイツの装飾 |
オプショナルツアー終了後昼食、全てがボリュームの多さに吃驚する。
| 昼食 | Brandauers Bieriger |
| ガーリッククリームスープ ポークコルドンブルー サラダ クレープ |
解散後2時間ばかりを利用して市内中心街を急いで回る。
オペラの開演が18時からのため持参の米飯で夕食を済ます。
オペラの演目とスタッフを以下に述べる。
オペラ ローエングリン (ウィーンオペラ座) (6月28日)
当日のオペラは「オペラ友の会」の観賞日であったので切符の入手が困難なようで、日本人の鑑賞者は非常に小人数であった。入場者は夫々おめかしをし、ドレスアップし、独特の雰囲気に包まれていた。それぞれ贔屓の出演者に対する声援は大きく、終演後の拍手はなかなか途切れず、何度も何度もスタッフが舞台に呼び出され、我々は全部が終了する以前にオペラ座を離れた。
両日とも最高の座席で観賞できたのは有難いことであった。
ローエングリンの指揮者は英国人のMs.Simon Youngでヨーロッパでも女性指揮者というのは珍しいということである。
翌日、私はその場にい合わせなかったが、ウィーンの空港で乳母車を押している彼女を見かけたと、同行者が騒いでいた。ウーマンパワーの大きさをまざまざと見せつけられたようである。
6月29日(火) 正午まで自由時間 ウィーン⇒成田
自由時間を利用してウィーン市美術史博物館を大急ぎで観覧。時間の関係からルーベンス、ヴァン・
ダイク、デューラー、レンブラントなど目標を定めて観賞する。
12:30 ホテル発
LH3693にてフランクフルト
17:10 LH710にて東京へ
6月30日(水)
11:00 成田着
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