私の朝、昼、晩

朝は、家族の物音で目を覚まします。

だって、私の家には布がかぶされ、暗いのでいつ朝が来たか分からないからです。

私の仲間の鳥族はみんな早起きといいますけど、彼らには家がないの、仕方なく、早起きするのです。

昼は、一番退屈な時間です。

誰も相手にしてくれませんし、渋谷とかは遠すぎて、行けません。

昼寝が一番。

気が向いたら、水浴びです。

夜は、といっても門限前までですが、私の一番好きな時間帯です。

台所から美味しいにおいがしてきて、駆けつけます。お母さんの背中に乗って、目を閉じて、出来上がりを想像するのが楽しみです。

美味しい匂いで食欲を掻き立てられ、お腹が空いて、自分の家に戻り、食事をします。

一年、365日、同じ料理ですが、さっきかいだ匂いの料理を想像して食べるのです。

これぞ、想像料理で、人間界の創造料理より遥かに創造的です。

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